グリーンウォッシュ

環境に配慮したふりをして、実際にはそうではない商品やサービスを提供することをグリーンウォッシュと言うそうです。

SDGsに関連して、内容の伴わないPR活動をおこなう企業が増え、グリーンウォッシュを批判する動きが世界的に活発になってきました。

 

ほんの一例を・・・

あるハンバーガーチェーンは、イギリスで展開する店舗のすべてで、プラスチック製のストローをやめて、紙製のストローに切り替えました。

その際、紙ストローは100%リサイクル可能という触れこみでしたが、実際には使用された紙ストローはそのまま廃棄されていたことが発覚し、バッシングを受けました。

 

日本では、ある大手銀行が「脱炭素社会の実現を支援する」と高らかに表明しながら、火力発電所への融資を続けていることに批判が集まりました。

 

こういったごまかしに対して、欧米では国や業界団体が規制を強化しつつあります。

例えば、フランスでは20218月から、企業がグリーンウォッシュをした場合、その商品のキャンペーン費用の最大80%が罰金として課されることになりました。

 

今のところ日本では、罰金をともなうような規制はありませんが、ガイドラインが整備されつつあります。

 

ところで・・・

あまーちでは、SDGs関連の商品を作ったり仕入れて販売しています。

「グリーンウォッシュ 大丈夫?」

あまーちのスタッフに聞いたら、目ぇむいて鼻むいて怒られるかなあ。(笑)

しかし、あまーちにごまかす気がなくても、原材料の流通過程で問題があったり、または仕入れた商品の表示に偽りがある可能性はゼロではないはず。

うーん。

そんな風に何もかもを疑っていたら、一歩も前に進めなくなりますね。

 

SDGsはここ10年以上、産業界で飛ぶ鳥を落とす勢いです。

企業イメージを上げる手っ取り早い手段であったり、新商品を生み出す打出の小槌であったり。

しかし本来、環境にやさしい商品の販売というのは、17もあるSDGsの達成目標の中に現れる、ほんの小さな事象に過ぎないはずです。

 

一方、「不平等をなくす」「働きがい」「平和と公正」のような、企業の利益につながりにくい目標への取り組みは、敬遠されがちな印象があります。

となれば、SDGs全ての目標達成のためには、企業や行政だけに任せるのではなく、個人個人が情報収集のアンテナを張って、自分が納得した事柄については個人が行動していくことが欠かせません。

 

あまーちのSDGsが「ごまかさない」「ごまかされない」ものであるための関所・勘所は、あまーちスタッフ個人個人の誠実さと探究心が担保していると思います。